2018.10.14|No.42
T&Aマイナーエマージェンシーコース@福山開催
去る、10月7日(日)福山医療センターにて、T&Aマイナーエマージェンシーコースというコースを開催しました。
医師が日常診療をしていて出逢う、捻挫、軽傷熱傷、動物咬傷、鼻出血、耳異物、眼化学外傷などの歩いて来院する外科系救急疾患を、それらを専門としない医師でも適切に緊急度を判断し、対応できるということを目標としたコースです。
今年で福山開催は3回目となった今回は、初めて受講生25名が全て医師(主に3年目までの若手医師)でしたが、募集開始からわずかで満席になってしまった程の人気で、主催側としても非常に嬉しいことでした。
あまり系統的に教育されることが少ない分野であり、研修医達も診療をしていて困ることが多いようで、非常に熱心に講義と実技に取り組んでいましたし質問もたくさん飛び交いました。
また患者さん側の立場からするとなかなか診てくれる先生が専門家以外になく、たらい回しに遭いやすい疾患達ですので、一人でも多くの医師がしっかり診ることができればという所です。
ですので少しでも若い先生の教育に、そしてひいては市民がきちんと診てもらえるようになるために引き続きこのコースを続けていきたいと思っております。
なお、T&AコースというのはTriage & Actionの略で、「動きながら考える」をモットーに、救急初療を学ぶコースです。マイナーエマージェンシー版以外に、成人版、プライマリケア版、小児版とあり、
12月16日(日)には同じ福山医療センターで小児科救急を系統的に診る小児T&Aコースを開催予定です。