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2024.11.16|No.126 筋筋膜性骨盤疼痛症候群

宮阪が昨年2月に発症し、昨年夏頃中心に休業をやむなくされた原因不明の骨盤周囲の痛み(慢性前立腺炎=慢性骨盤疼痛症候群、陰部神経痛と言われます)ですが、昨年9月頃から1年ほどは、だいぶよかったのですが、この10月は1ヶ月ほど久しぶりにかなり悪化してしまい、歩行するのも立つのも苦痛になるほどでした。

休業するほどではないですが、昨年の辛い思いが蘇ってきてどうしようかと思ったくらいです。

(まだ油断はできませんが色々試行錯誤してみて、この1週間は、少し改善傾向にあります。)

「内転筋、錐体筋(すいたいきん)、内閉鎖筋(ないへいさきん)、球海綿体筋(きゅうかいめんたいきん)、坐骨海綿体筋(ざこつかいめんたいきん)、会陰横筋(えいんおうきん)」

ちなみに自分でやってみると「肛門挙筋」も少し痛みを認めることがあります

内転筋以外は、医者でもあまり聞いたことがないと思われる筋肉たちですが、大半は簡単にいうと股周りの筋肉です。

個人的には、筋肉筋膜が原因の腰痛、緊張型頭痛の患者さんの診療はそれなりに診させてもらってて、いろんなほぐし方の指導をさせてもらってある程度の効果は出てると思いますが、まさか自分が、筋肉筋膜が原因の別の難治性疾患にかかるとは思いませんでした。今度はここのほぐし方を勉強する時期ということなんでしょうか・・・

今でも皆さんに「まだ先生座れないんですか?(立ったままで診療されているので)」と聞かれますが座ると明らかに悪化しますので。診察中、上から皆様を見下ろしてるみたいで申し訳ないので早く完治させて座りたいのですが泣

軽症の人は違和感とか頻尿程度の軽症で済むのですが、人によっては10年以上も続き慢性化したり、痛みで仕事もできなくなる人も時々おられ(まさに自分がそうですが)、困っている方がおられるのも事実で、自分なりにストレッチの方法など編み出したりして、治療を試みてます。

でも実際に現実に患者さんでも私ほど痛みのきつい人には出会ったことないんですよね。いないんでしょうか?

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