2020.05.6|No.72
福山市医師会でかぜ・発熱オンライン外来始めました。
5月1日より、福山市医師会でかぜ・発熱オンライン外来を始めました。
新型コロナウイルスの影響で、
①発熱患者さんが簡単に病院に診てもらえないという状況
②病医院側も、感染のリスクがあるという状況
と、お互いにとって大変な状況にあり、少しでもこの状態を緩和させるべく、
新型コロナウイルス感染の可能性が否定できない、かぜ症状や発熱のある患者さんを
対面診察ではなく、LINE動画などのアプリを用いて、オンライン(ネット経由の動画)で患者さんの表情などを見ながら診療するシステムを福山市医師会で立ち上げました。
オンライン診療は元々は再診患者さんのみの適応でしたが、この度の新型コロナウイルスの影響で4月10日以降初診の患者さんにも適用されるようになりました。
私が、その担当責任者となった関係もあり、5月1日から5月6日の試験運用期間を藤井病院の医師で担当しました。
↓ipadを用いて、画面向こうの患者さんを見ながら診察しています。
新聞にもとりあげて頂いた結果、現在のところ順調に稼働しており、5月7日以降出務して頂ける医師も確保できつつあるので、5月7日以降も本格運用として継続できる予定です。
これにより、市民がたらい回しになるのも避けることができ、かつ病医院で院内感染が起こるリスクも減ります。
また、診察の結果新型コロナウイルス感染が疑われる患者さんは適宜PCR検査をさせて頂いております。
是非困られている患者様がおられましたらご活用ください。
ただし注意点は以下のようなことがあります。
①面と向き合っての診察と比べて精度が落ちる可能性があります。(当然検査とかはできません)
②原則、備後圏域在住の高校生以上の患者さんのみです。
③枠には限りがあります。1人30分程度の設定なので、現状1日14人までです。