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2021.06.29|No.85 第3回ICLSコース開催報告


2021年6月27日、第3回ICLSコースを開催しました。

ICLSコースとは、日本救急医学会の医療従事者向け蘇生教育コースで、心肺停止患者さんに対応し、チーム蘇生を習得することを目標としています。

第1回を2020年3月、第2回を2020年11月に開催していましたが、新型コロナウイルスの影響もあり今回も、院内の職員に限っての開催となりました。

5名の受講生と、6名のインストラクターの参加で、少人数のグループに分かれてシミュレーション実習を繰り返し、1日かけて蘇生のために必要な技術やチーム医療を身につけました。

午前はBLSといって、いわゆる心臓マッサージや人工呼吸などの一次救命処置(簡単な心肺蘇生)をまず行いました。

次に除細動器(いわゆる電気ショック)、気管挿管チューブなど高度な器具を用いての管理を勉強しました。

昼食前には、一次救命処置の出来をipadのアプリに評価させ点数化し、インストラクターも入って2人ペアでのチーム対抗で、トーナメントを行い、受講生ペアが決勝で100点満点を叩き出して優勝しました。

午後からは、受講生5人が1つのチームとなり模擬患者で二次救命処置(高度な器具を用いての蘇生)の訓練を行いました。

最後の方は少し疲れも出ましたが、小ネタもたくさん挟んで、当院のコース目標でもある「ICLSの輪を広げる、楽しく、明るく、元気よく」をモットーに楽しくかつ身になるコースになったと思います。

受講した側が今後、指導者側に回ることで、さらに勉強になるため今後も受講者からインストラクターを養成していきたいと思います。

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