2019.07.21|No.60
ストレス社会③ 「薬以外での解決法①」
ストレス社会で、検査では見つからないいろんな症状が出てくることや、それに対する薬の治療について過去2回お話ししました。
今回は、薬以外での解決法です。
一番早い手段は、その環境が原因ならその環境を変えてしまうことです。
例えば上司や同僚との人間関係がその原因なら、部署異動をしてもらったり、それが無理なら究極職場を変える。
仕事内容や仕事量が原因の場合も同様に、仕事量を調整してもらったり、部署異動をしてもらったり、それが叶わないなら職場を変えるのです。
これは仕事に限らず、家庭でも一緒ですし、友人関係などでも一緒です。
一見当たり前のことのように思いますが、実際にこれを行うことで、一瞬にして症状が良くなるということはよく経験します。
とはいえ現実的には、なかなかいきなり部署異動ができたり、職場を変えることができたりという人ばかりではないので、あくまで可能な人に限ります。
しかし、究極仕事よりも自分の体の方が重要ですから、もう限界という時はこういった手段もあるということを覚えておくべきですし、そういう時は遠慮せず実行すべきなのです。
ここを見誤って「他人に迷惑かけるから」という思いで、仕事を続けてしまうと、結果的に被害が大きくなります。
一方、体調が良くなった後にで良いですが、常に自分の考え方が正しいのか?ということは、自問自答する必要があります。
上司のせいでストレスと思っていても、実は上司だけではなく自分にも否があるということは往々にしてあることです。
仕事が多いのが苦痛という場合でも、自分の仕事のやり方も悪かったということもあります。