現在、当院では若い世代の職員を積極的に受け入れています。
医師は福山内外から若い先生が研修で来てくれていますが、看護師も新卒の看護師が増えています。事務部も若い世代が増えました。
どこの組織もそうですが、モチベーションが高くかつ体力がある若い世代を受け入れないと、成長がありません。
若い世代を入れることで自分たちの成長にもつながります。
若い世代にしっかり教え伝えるために、自分たちも勉強しないといけないし、それがひいては組織のレベルアップにつながります。
また若い世代は経験がたとえ少なくても、視点が、自分たちにはないものを持っていたりして、
ハッと驚かされることがあります(結果的に患者さんのためになることがあります。)
勘違いされることもあるのですが、「楽をするため」に若い世代をどんどん受け入れているのではありません。
特に最初はむしろ、大変なことの方が多いです。
しかし、若い世代をしっかり教育した結果、将来自分たちや病院の助けになってくれたり、この地域のためになるのです。
もし楽をしようと思って受け入れてると、それは必ず若い世代に伝わると思います。そしてそういう職場は選ばれません。
ですので、若い世代がどんどん入ってくる現在の当院は、職員が、「大変だけど頑張って若い世代を育てよう」としていることに他ならず、頑張ってくれている職員には感謝しかありません。
自分が福山に帰ってきて8年、当初と比べてだいぶ世代交代したと思います。特にこの数年で雰囲気も大きく変わったと思います。
その中で、長く勤めてくれている方々の努力なく、今の病院はありません。
人は「変化」に抵抗する生物ですから、色々と変わってきた中でも、引き続き頑張ってくれている職員がいてこそです。
これからもベテランの知恵は引き続き重宝しつつも、若手を積極的に受け入れて、いい医療の実現に取り組んでいきたいと思います。