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2018.07.8|No.35 豪雨による土砂災害

この度、7月6日から7日にかけて日本列島を襲った台風により各地で大雨となり甚大な被害が発生しております。特に我々の住む広島県は被害が最も大きい地域の一つです。
お亡くなりになられた方がたのご冥福をお祈りするとともに、深い悲しみにある皆さまにお悔やみを申し上げます。一日も早い復興を祈念いたします。

7月6日夜、私は福山市三吉町にある福山夜間成人診療所で内科医で出務しておりました。通常なら、待合室に大勢の患者さんが待っているところが、大雨のため閑散としており、患者数は私が出務した中でダントツで少ない人数でした。「受診に来ます」と連絡があったのにも関わらず来られなかった方もおられました。
なお仕事が終わって帰る23時過ぎ頃には、すでに182号線が冠水し通れないとの情報がありました。

7月7日朝、出勤のため鞆の浦に向かうと(市内に住んでおり鞆の浦には住んでおりません)、鞆の浦の鉄鋼団地のあたりで道路が冠水しており、通れないため回り道をしないといけない状況でした。

病院にはたどり着け診療は行えましたが、同日午前中に、市内から鞆の浦へ向かう唯一と言って良い道が土砂崩れで通行止め。一方沼隈に抜けるルートも木が倒れており通行止めとなり、鞆の浦は一時的に「陸の孤島」になりました。幸い鞆の浦は、現在その状態は改善してしておりますが、広島の坂町や、倉敷の真備町など複数の地域で多くの人がまだ孤立し、救助を待っている状態です。一刻も早く救助され、日常が戻ることをお祈り申し上げます。

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