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2020.11.2|No.77 良い教育者・悪い教育者

人生において、ほぼ誰もが人を教育する機会があると思います。

仕事では新人含む部下の教育、そして家庭では子供の教育、学生の部活動なら後輩の教育というように、全く教育をせずに済む事は少ないと思います。

ここで話に上がるのが教育の質です。どういうものが良い教育で、どういうものが悪い教育なのでしょうか?

最近はもっぱら、成人教育でも子供の教育でも、叱るのではなく、ほめて育てる教育がもてはやされています。

また、魚釣りに例えて、「魚を釣って与えてあげる」教育ではなく「魚を1人で釣れるようにしてあげる」教育が良いと言われています。

つまり、何かわからないことを聞かれた時にすぐに答えを出してあげたりするのではなく、自分で解決できるようにする教育です。

これに対して、自分の考える良い教育、良い教育者 とは 

どんな教育方法でも良いから、愛情を持って教育し、学習者のモチベーションが上がるような教育、そういう教育をする人だと思っています。

つまりほめようが、叱ろうが学習者の学習モチベーションが上がればどちらでも良いと思っています。

人によってほめられた方が伸びる人、叱られた方が伸びる人がいます。
ほめるべき時しかるべき時ももちろんありますが、その時期によってほめて伸びる場合、叱って伸びる場合とあるので使い分けが必要だと思います。

いずれにしろ愛情もなく、ただ自分の感情に任せて叱るだけの教育はあってはなりません。

以下のような言葉は最も教育としてあってはいけないことです。


・何回言ったらわかるの?前も言ったよね?
・何でそんなこともわからないの?
・やる気あるの?

人間というのはなかなか1回でできるものではないです。

自分を振り返っても、今は当たり前のようにできていることでも、当初は何回やってもできなかったこともあります。

やる気も教育者次第のところもあります。

これらを踏まえたら、こう言った発言は出てこなくなるはずなのですが、どういうわけかこういう教育をよく目にします。

自分自身も時々、この悪い見本にならないように心がけていますが、まだまだ精進が必要です。

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