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2017.12.3|No.20 インフルエンザ①「インフルエンザとは?」

寒くなってインフルエンザの流行シーズンになってきました。 ここから何回かにわけてインフルエンザについて書いていきます。


ところで、インフルエンザってなんでしょうか? 考えたことありますでしょうか?

私は聞かれた時にこう答えるようにしてます 「少し症状が強く(時に重症化する)、感染力がかなり高い かぜ」と。

「かぜ」の時にお話しましたが、かぜはウイルスが原因です。 インフルエンザも、インフルエンザウイルスと言ってかぜと同じくウイルスが原因なのです。

なので実は放っておいてもほとんどの場合は自然に治ります。 ただし、自覚症状(筋肉痛や倦怠感、頭痛など)が強いことが多く、感染力が高く、時に死亡します。 ですのでかぜと違って騒がれるのです。   インフルエンザに関するデータは以下の通りです。

①年間罹患者数:約1000万人 →つまり約12人に1人が毎年かかる計算です。

②年間死亡者数:約5000〜10000人 →インフルエンザ単独で亡くなることは少なく、単独での死亡は年間1000人程度(死亡率0.01%)です。 どちらかというと合併症の肺炎などで亡くなる方が多くその人数も含まれていますが、それらを合わせても、死亡率は0.1%未満です。 特にご年配の方と、小さいお子さんは重症化しやすいです。

③流行期:1月末〜3月上旬 大体12月〜4月にみられ、特に1月末〜3月上旬がピークです。 昨年は少し流行が早く1月中旬にはすでに猛威をふるっていました。

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